嵯峨菊(さがぎく)  花折々


 おはよう 晴れです 

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嵯峨菊(さがぎく)です
古くから伝わる古典三菊で中輪菊のひとつ
因みに古典三菊とは嵯峨菊、伊勢菊(三重県松坂あたりで改良され、ねじれたり、たれ下がる性質があります)、肥後菊(熊本地方で改良され、凛とした花で武士などに好まれた)の三つの菊
この嵯峨菊は平安時代に京都嵯峨地方で作られたといわれている
糸のように細い花弁は、打上花火がパっと開いたようで面白い
ものの本には江戸時代にはかなりの改良種が排出されたと記してあるので、当時とはかなり違ったものなんだろう
平安時代に在位した第五十二代の嵯峨天皇が愛した菊として有名です
ここは藤原定家の一首を添えておこう
「九重(ここのへ)の十重(とのへ)もにほふ菊の宴に詞のつゆもひかりそへつつ」
さすがは定家、胡麻を摺るのも上手いよね
この菊を詠んだものかどうかはわからないけど・・・・

嵯峨天皇が、大沢池の「菊ケ島」に自生していた野菊を自ら持ち帰り、花瓶に投げ入れたところ、その趣が「天・地・人」の姿になり、「後世、花を愛でる者は、これを範とすべし」と仰せられた、という逸話が残されています
そんなことから、大覚寺は「生け花発祥の地」とされ、今も嵯峨御流という華道が受け継がれているのです
嵯峨菊はこの大沢池の島に植えられたのが始まりとされています
大覚寺では中秋の頃、嵯峨菊を植え、中国洞庭湖(とうていこ)を模したと言われる大沢池に船を浮かべ、嵯峨天皇の時代そのままに、池に写った月を楽しむと聞いた
風流でいいねえ
この洞庭湖、藍色の水色で有名なところ
見たこともないはずの湖のことを嵯峨天皇は誰に聞いたんだろうか




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