2012/4/9
1927年当時のサイレントからトーキーに変わる頃のハリウッドを舞台にフランス人監督がこの作品自体を白黒サイレントにした洒落っ気いっぱいのフランス映画。驚いたのは全編サイレントであってこれほどの表現力、どうしても必要なセリフだけは字幕であくまで観る人の想像で作品を仕上げていくといった手法は日本の俳句に似たところがあって非常に興味深く拝見しました。当時の映画関係者のご苦労を思いますと最近のC Gや3Dの見せすぎの映画界に一石を投じた作品といえるでしょう。主役のジャン・デュシャルダンはクラークゲーブルを彷彿とさせるいい男(当時の役者はこんなタイプが多かった)、相手役ベレニス・ベジョとの古典的な男女の出会いにも逆に新鮮さを感じます。役者としては無名の彼女を魅力たっぷりに撮っているのは監督の奥様だからでしょうか?それからあの犬はなんと良く出来た犬でしょう、助演動物賞があれば間違いなしに彼でしょう。
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投稿者:詩耕

