20系寝台客車:寝台特急「あけぼの」(カニ21・22編)
上野〜秋田・青森を結んでいた寝台特急「あけぼの」。
登場時から20系寝台客車により運転されており、20系が老朽化により廃車にある中で、最後まで定期特急列車として運転された寝台特急として歴史に刻まれています。
子供の頃から20系が大好きで、身近な線路を走る20系寝台特急である「あけぼの」が大好きでした。
中学生くらいの時に撮った写真が中心ですが、今回は20系寝台客車のうち客車部であるカニ21及びカニ22をご紹介いたします。

昭和53年3月20日 上野駅にて カニ21
まずはカニ21です。20系の中でもっともポピュラーな電源車。
上野方に連結されているので、この顔を撮るためには夜の上野駅に行かないとなりませんでした。中学2年生になって、やっと夜の出歩きができるようになりました。

昭和55年8月13日 上野駅にて カニ21
これは福島へ出掛ける前に撮ったやつでしたかね。お盆の入りです。
入線してきたばかりで、推進用の前部標識が付いた状態ですね。
ホームは夜行急行の自由席に乗るための帰省客でごった返しています。こんな状況は、東北新幹線の開業する昭和57年まで続いていました。

昭和51年頃 東大宮操車場構内にて 洗浄線入れ替え中のカニ22
長い忍びの生活wの中で唯一許可をもらえたときの写真。
流美が売り物の20系寝台客車ですが、私はこの無骨なスタイルのカニ22が大好きでした。
基本的に「あけぼの」は東大宮送りが無かったものと思ってましたが、53・10以前は東大宮に行ってたんですね。回送しているところを見たことが無かったですね。
それにしても、高ニのEF58が入換仕業に入っているとは・・・妙な組合せです。
確かに、東大宮操にはDDとかDEは配置されていなかったですね。

昭和52年頃 蕨〜西川口間にて カニ22をサイドから
カニ22は、屋根が低くなっている分、特にサイドから見た場合に車体が長くスマートに見えます。
私的には、20系の中でも一番秀逸なデザインだと思っています。
上野寄りであるが故に非常に撮りづらかった電源車。そんなこともあって、写真に記録できた枚数は非常に少なかったでした。
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