寝台特急「あけぼの」:あり得ない牽引機編
平成26年3月に廃止となった寝台特急「あけぼの」が、臨時寝台特急として1か月半振りに還ってきました。
この機会に、過去にイベントで撮った展示機の中から、機関車とヘッドマークの組み合わせが有り得ない「あけぼの」を並べてみます。

平成20年5月24日 EF651001 おおみや鉄道ふれあいフェア
これは現役時代に実際にあったシチュエーション。誕生から昭和47年くらいと、ヘッドマークが復活した昭和59年以降で1001号機がJR機となるまでの間です。
しかし、この写真を撮った時すごく違和感がありました。それはスノープラウの存在です。
宇都宮運転所のPFはスノープラウが装着されていてこそ・・・というイメージが子供の頃から焼き付いています。

平成21年11月14日 EF651107 尾久ふれあい鉄道フェスティバル
こちらは国鉄時代から時代的には交錯するものの、いわゆる1100番代が宇都宮運転所に配置されていないことから、牽引した実績は無い筈です。
それでもスノープラウが装着されている上にパンタが上がっていないこともあり、一見するとなんだかありそうな雰囲気です。

平成19年5月26日 EF651082

平成21年5月23日 EF641002

平成22年5月22日 EF641007

平成23年10月15日 EF641028
こちらは言わずもがな、JR貨物機にヘッドマークを取り付けた有り得ない面々。いずれもおおみや鉄道ふれあいフェアにて。
どれも形式としては牽引実績がありますが、「あけぼの」牽引の経路上では緊急予備機が配置されているため、故障があっても貨物機が牽引することはありませんでした。

平成20年11月22日 DD51842 尾久ふれあい鉄道フェスティバル
奥羽本線の非電化時代、昭和50年10月に全線電化が達成されるまで、非電化区間はDD51が牽引していました。
組み合わせとしては有りですが、ヘッドマークの掲出期間は非常に短く、ブルトレにヘッドマークが復活した頃にはDD51牽引は既にありません。
昭和50年と言えば私は小学生6年かな。DD51が牽引する「あけぼの」を実際に見てみたかったです。

平成22年11月20日 EF510−515 尾久ふれあい鉄道フェスティバル(再掲)
このイベント当時としては”有り得ない組み合わせ”でしたが、平成23年8月、上越線が大雨により長期間不通になり、東北・北上線経由によって迂回運転が行われました。
その際、東北本線経由となったためにEF81が牽引すると思われましたが、既に定期運用から撤退していたためか、
EF510が牽引する「あけぼの」が実現しました。
しかし、残念ながらヘッドマークは取り付けられませんでした。展示車のヘッドマークステーを見る限りはEF510に装着可能なものを誂えたように思われますが、大人の事情なのか、迂回運転された3日間とも実現しませんでした。
今後のイベントではこのような奇怪な「あけぼの」を見る機会があるかもしれません。
臨時としての「あけぼの」もいつまで運転されるでしょうかね。
にほんブログ村

0