さようならEF651118
平成27年11月26日、EF651118号機が廃車のため長野工場へと旅立ちました。

EF641053+EF651118 配9637レ
調査不足と把握時間の違いからこんな最後の写真になってしまい、非常に残念。最後の最後もコケてしまいました。
スーパーエクスプレスレインボーが誕生したのが国鉄民営化直前の昭和62年3月。これと同時に専用塗装のEF8195とEF651019が用意されました。
平成10年、EF651019が老朽廃車になることに伴い、後継として同様の塗装に換装されたのがEF651118号機でした。
レインボー機、赤鬼、虹ガマ、ゲッパ、これほど多くの愛称で呼ばれたカマは珍しいのではないでしょうか?ゲッパ・・・だけは個人的には許せません。
過去に撮影した同機の写真を漁ってみました。意外と少なかったですね。

平成21年9月5日 回9502レ

平成21年10月18日 回9502レ
日常で一番華やかだったのはやはりブルトレの牽引でしょう。急行「銀河」なんかも牽いたみたいですが、1度も撮影したことはありません。
地元では黒磯訓練を撮る機会がありましたが、殆どがEF81の牽引であったため、EF65で、しかも1118号機となるとやはり出会う機会は非常に少ないものでした。

平成26年8月20日 配8937レ
定期的に運用されるスジとして、毎週水曜日のホキ配給列車。
ロンチキ列車に比べると地味ですが、これもなかなか巡り会わず・・・

平成20年3月9日 団体列車「さよならゆとり」
元サロンエクスプレス東京の「ゆとり」さよなら列車の牽引。
様々なイベント列車に活躍しましたが、基本お祭りには参加せず。やはりこの時くらいしか撮っていませんでした。
一番多かったのが、センターの公開で展示されたもの。
思いもよらないヘッドマークの掲出がありました。

平成22年10月9日 京葉車両センターにて
珍しい京葉車両センターでの公開にて。「あけぼの」と「はくつる」の組み合わせ。

平成21年11月14日 尾久車両センターにて

平成27年11月14日 尾久車両センターにて
いずれも尾久車両センターのふれあい鉄道フェスティバルにて。「あさかぜ」

平成22年11月20日 尾久車両センターにて
ちょっと有り得ない「北斗星」と「カシオペア」の組み合わせ。
「北斗星」は臨時であったのかな?

平成20年11月22日 尾久車両センターにて
撮り鉄トラブル多発でお蔵入りになったとみられる「さようなら銀河」のヘッドマークが掲出されました。

平成27年11月14日 尾久車両センターにて
高崎線での故障後、結局お別れ披露となってしまった最後の展示。
最後の後ろ姿も、不意打ちの登場に成す術無く、こんな形でしか見送れなかったのが残念。
ナンバープレートは外されていましたが、白く粉を吹いたプレート跡の塗装には、「EF651118」の文字が書かれていました。
おそらく、名前を消されたカマを不憫に思い、機関区の職員の方が軍手で書き込んだのでしょう。
本体の客車が廃車になってから、随分と頑張ったものです。
おつかれさま・・・


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