東京メトロ銀座線:踏切&01系
平成29年3月、01系が動態保存を除いて銀座線から撤退となってしまうようです。
銀座線の上野にある車庫は2階建て構造であり、地上区間では踏切があるという、ファンの間では有名な場所があります。
我が母校から徒歩数分の至近ながら、何回かは見に行ったものの写真は撮れたことはありませんでした。当時は01系の導入が始まったところであり、撮れていれば旧型車の貴重な記録を残せた筈なんですが・・・勿体無いことをしました。
それから約30年が経過した頃、現場回りの仕事でこの近くに行ったことがありました。
デジカメも使っていましたので、早めに行って覗いてみることにしました。列車が通るかどうかは分かりませんでしたが、ちょうどラッシュが終わる頃ですので、期待は大きかったです。
※撮影は、平成23年6月16日です。
銀座線に1000系が導入される!という情報があった頃。初めて間近で踏切を見ました。
既に入庫してきた01系が1編成だけ収まっていました。
写真を撮り始めたら、踏切監視員?の方に嫌われてしまい、そっぽを向かれてしまった(笑)。
第三軌条式の集電ですので、素人が立ち入って誤ってここに触ったら感電死(爆)。
なので、踏切よりもこちらの線路を塞ぐ方が厳重です。
ところで・・・
この写真を撮って振り返ると、先ほどの監視員の方がそそくさと小屋の中へ・・・
まさか?!
なんと、その時が突然やってきました。ファーストショットを撮ってからわずか1分後でした。
警報機が鳴り、遮断機が下りると、線路を塞いでいたバリケードがスルスルと上がります。
ちなみに、写真ではバリケードは昇っている途中で、まだ最上部に達していない状態です。
電車がなかなか来ないので、クルマや通行人が溜まってきてしまいました。
そして電車がやってきました。
01系をこんな間近で撮ったのは初めて。
電車が車庫に顔を突っ込んだとたん、踏切上で停止してしまいました。
この間に移動攻撃で撮ったのがこの写真。クルマも人もかなり待たされています。
電車が通過すると、車庫側のバリケードがスルスルと下りてきます。
この間、危険ですので遮断棒はまだ上がりません。
線路側のバリケードが完全に閉まりますと、警報機が鳴り止み、遮断棒が上がります。
やっと開通・・・みなさん、大変お待たせいたしました!
一連の動作はざっとこんな感じでした。
昼食後、次の現場に移動する際にまた近くを通りましたので、また立ち寄ってみました。
日中はお休みしている編成が多いため、踏切から覗いて01系を3編成も収めることができました。
場所が場所だけに構造を変えることは難しく、この状況が変わることは無いでしょう。
しかし、全てが1000系に置き換わることになり、こんな01系の並び写真も既に撮ることが出来なくなってしまいました。


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