国鉄貨車 トキ25000:トキ28413(配給車代用)
トキ25000は、それまで使用されてきた大型のボギー無蓋車トキ15000の後継として昭和41年から導入された無蓋車です。
トキ15000よりも1t多い荷重が積載可能となり、「オ」を冠し
オトキ25000と表記されます。

昭和59年1月29日 大宮操車場にて
オトキ28413 配給車代用
大宮操車場ハンプ廃止間際に撮影されたトキ25000配給車代用の写真です。
昭和58年初頭くらいまでは、いわゆる黒屋根貨車であるトキ15000が配給車代用で使用されてきましたが、ワ12000などの旧型貨車と共に比較的新しいワム80000やトキ25000を使用した配給車代用に更新されました。
トキ25000は前・後期で大きな形態差があり、外観上の大きな違いは台車で、前期型が板バネ式枕バネのTR209→TR209A、後期型がコイルバネ式枕バネのTR213となっています。
写真の
オトキ28413は昭和42年度予算で製造された若松車輛製で、分類では前期型となります。
現在もJR貨物で現存車があるようですが、既に絶滅種となっており、本線上でその姿を捉えるのは非常に難しい車両となっています。
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