ED751(保存車)
交流機の先駆けであるED711やED75、ED77、ED78の各トップナンバー車などを保存していたJR東日本ですが、最近目にした情報によると、2020(令和2)年に殆どのカマを解体してしまったようです。
確かに東北方面やごく一部の地域しか走っていなかった地味なカマ達ではありますが、子供の頃から交流区間に縁のあった自分自身としては身近な存在であり、実際に接する機会があっただけに非常に残念でなりません。

平成2年2月18日 福島駅にて ED751
板谷峠で写真を撮った帰り、乗り継ぎの福島駅で見つけて撮影しました。
隣にはED771のナンバーが見えますが、多分4両が繋がって留置されていたと思います。
いずれも福島機関区で保存されていたらしいですが、新幹線工事や奥羽本線の改軌・山形新幹線の工事などで置き場が無くなり、福島駅まで引っ張って来たのではないかと思われます。
1号機は、鋼体の裾までフラット(一枚板のように段差がない)であるのが特徴です。
昭和38年12月30日落成の日立製。新製当初は勝田区の配置で、昭和42年に内郷区、昭和59年に長町区の配置となり、昭和62年2月7日付で廃車となっております。
活躍期間が23年少々と、現在も活躍するED75と比較すると、意外に短命だったことが分かります。
レンズの焦点距離や周辺障害物の関係で端に居たED751しか撮影していなかったようで、すべてが解体されてしまった今となっては、もっときちんと撮っていれば良かったと後悔されます。
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