取星寺
現在は番外になっているようである。江戸時代の絵図には載っているので、江戸時代はたくさんの遍路が訪れて賑わっていたと思われる。
恋愛の飢餓感
ワンチャンスで結婚した人もいれば何回恋愛してもまだ独身のままの方もいると思う。
どちらの方が幸福なのかという話は置いておいて、それではどちらの方が恋愛の飢餓感が強いのか?
世には溢れんばかりの恋愛をテーマにしたお話や映画でいっぱいである。
渡辺淳一の小説なんか、恋愛の飢餓感を持った人には刺激的なものと映るんだろうなぁ。
幸せな夫婦生活を送っていても、もの足りなさを覚えるような日々が巡ってくるのかもしれない。
1人の人が全ての恋愛小説や恋愛映画を体験できるものではないのだ。
小川洋子の「やさしい訴え」も屈折しているが、愛の飢餓感が底にあるのかもしれない。
男であれば、中高年になってキャバクラ通いを始めたり、裕福であれば1月10万で愛人を囲ったりする隣人もいる。
さて、私は「妻はスパイだった」を書いたわけであるが、林先生の言うイケメンストーリーなのか、ブサメンストーリーなのか。はたまた、夏目漱石のように恋愛とは無縁の葛藤を描いた作品なのか。
読む人が読めば見抜かれてしまうのだろうが、やはり飢餓感というか、若い頃の恋愛のトラウマが出ているのかもしれない。
小説にはどうしても作者の心の底の葛藤が出てしまうようである。

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