アンナ・カレーニナとボーボワール
どんな共通点があるの、と言われそうであるが(笑)。
ゆっくり語っていく。
私の中学校時代は、家庭科と技術科は男女別々であった。
でも、私の子供たちの時代は男女とも両方やるように変わっていた。
名大の工学部に入学した時、珍しく女性の姿もあった。建築学科の学生だった。
35歳位の時に、飛騨高山でオーストラリア人夫婦に英会話を習った。
日本では、機会均等法という法律が成立した頃である。
その夫婦は、日本より一足早く、全く機会均等法を体現していた。
その後私はニュージーランドやオーストラリアでホームステイすることになるのであるが、この夫婦の姿を見ていた事は、ずいぶん役に立った。
家事は夫婦で分担するもの、ということで、ホストファミリーの中でも積極的に皿洗いとかして参画した。
私の時代は、学生運動の後の挫折感を経て、いってんしてモーレツ社員という言葉が流行って、男は家庭を顧みず会社に滅私奉公するような時代で、残業残業の日々を押し付けられていた。
今頃働き方改革と言って、残業時間を減らそうとしているが、残業まみれの時代は今も続いているようである。
働くと言う事は、多くの理不尽なことと向き合うことにほかならない。

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