木瓜(ぼけ)  花折々


 おはよう 晴れです 

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木瓜(ぼけ)です
木瓜本来の花期は三〜五月なので、この時期に咲くものを寒木瓜(かんぼけ)と呼びます
わが国へは平安年間に中国から渡来したと記されています
当時は原種である真木瓜(まぼけ)がそのまま植えられていたのでしょう
江戸時代から広く栽培されるようになり、それと共に改良が加えられました
現在あるものは、ほとんどがこのときの改良種、園芸品種ではないかと言われています
その為なのかは判りませんが、真っ赤な花色のものだけしかありません
花が終わると緑色の瓜のような実がなることから木の瓜
この木瓜は「もっくわ」と呼ばれていたそうで、やがて「もっけ」と呼ばれ、それがいつしか訛ってボケになったとの説が有力とされています
「 もっけ」でもよかったのにね
この実を見ると良いことがあるとか言われます
「もっけの幸い」・・なんちって・・・う〜ん 今日も不調じゃ
この実は果実酒に使い、疲労回復などの効果があるそうですよ
ばら科ぼけ属 中国原産

明治の文豪・夏目漱石が、熊本で英語教師をしていた頃に詠んだ俳句があります
「木瓜(ぼけ)咲くや漱石拙(せつ)を守るべく」
「拙を守る」とは、目先の利に走らず不器用でも愚直に生きることを意味し、漱石の目指すひとつの生き方だったのだろうと思われます
また、小説『草枕』には、次のような一節もある
「世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生れ変るときっと木瓜(ぼけ)になる。余も木瓜になりたい」







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檀(まゆみ)  花折々


 おはよう 晴れです 

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檀(まゆみ)です
真弓の字を当てることもあります
万葉の昔はこの木で弓を作ったからだとか
なんでも樹質が硬く、その上柔軟性があるのだそうです
この木、あるいはこの木で作った弓を詠ったものが何首かあります
この頃から、愛されていたのですね
「南淵の 細川山に 立つ檀弓 束巻くまで 人に知らえじ」 万葉集 詠み人知らず
弓の形になるまで他人には知られないようにしましょうという意味なのだが、話がおかしくないか
「弓束巻くまで」の意味が問題・・・
契るまでか、絡み合うまでなのか
もっと深読みすれば、弓になるまで・・形が現れるまで、つまりはおなかが出てくるまで・・・あるいは腹帯を蒔くまで、ないしょにしておこうよ なんて言う意味かもしれない
えっ 深読みのしすぎ?
だから万葉は愉しいんじゃないか
佐賀県杵島郡白石町の杵島岳歌垣公園にはこの歌を刻んだ石碑が在るそうだ
お近くの方、行って見ればいかが・・・
檀の花は春に美しい淡緑色の花を垂れ、美しい娘にも喩えられた・・・とあるが、わたしに言わせればあまり目立つ花ではない
今の時期のこの実の方がはるかに美しい
春にこの若葉で菜飯(なめし)を作ると言う話も聞いています
勿論のこと、食べたことは無いが、かなり美味いと言う
ただこの実のほうは吐き気や下痢を引き起こすので食べてはいけません
美味しそうですけどね 鳥はついばみに来ますよ
にしきぎ科にしきぎ属







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