花火鑑賞士だったり、新潟清酒達人だったり、おおよそ仕事には関係ない部分で力を発揮しています。小千谷&新潟ネタもちょこちょこ…。 ※人の顔と名前を一致させるのがとても苦手です。先に謝っておきます「ごめんなさい」

2016/12/5  0:42

週末開催秩父夜祭は、人のやさしさに触れる祭でした  花火

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▲日本芸術花火大会「虹色のグラデーション」 山梨県 齊木義彦
 先日の湯河原に次ぐ対打ちじゃ〜〜〜!! しかも芯違い〜!!!

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 毎年のことで恐縮ですが、秩父夜祭は私の生誕祭! 日付固定の12月3日に大祭が行われる。
 今年は久々の土曜日となり、さらに直前に世界無形遺産登録内定ってことでかつてない人出となった。それは1ヶ月前のレッドアロー号切符争奪戦の時に既に予兆はあり、西武鉄道のサーバーダウンも重なり、かなりの人が負けたらしい。私はつながらないネットに業を煮やして、西武線の駅まで走って最終レッドアロー号の切符を手に入れていた。
 


 祭り当日、午前出発のレッドアロー号は満席で出発! 青空の中、友人と西へ向かう。秩父は江戸から見て西方にあり、極楽浄土に例えられ秩父観音めぐりなどが流行した地。池袋線から秩父線へ入り、車窓は遅い紅葉を鮮やかに流していく。
 昼過ぎに西武秩父駅に到着。駅前からしてすでに人がいっぱい。来春オープン予定の駅中温泉の工事が着工され、従来の仲見世が閉鎖されていた。それらの人が駅前広場へ出ているから感じる混雑感なのかもしれない。
 まずは花火の定番ポイントへ行って場所取り。後列はすでにかなり三脚が並んでいたが、前列は一番乗りであった。
 

 そこからまずは秩父神社へ向かう。お参りせねばならぬ。

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▲団子坂を下った御花畑駅の踏切脇に立つ幟。何年か前に秩父札所を巡っているときにここに建てる準備を見たこともある。なお、奥は秩父13番慈眼寺である。中町屋台のエリアにあり、通常13番で売っている「メグスリノキの飴」が、屋台の会所でも売られていた



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▲お参りに秩父神社へ入ったら、ちょうどこども歌舞伎の口上が行われていた。これは初めて見た。



 すでに参道からして人混みが酷い。さすがにラッシュアワーほどではないが、祭り本番は暗くなってからである。なんでおまいらこんなに早く来るのさ(自分のことは棚に上げる)。
 だが、意外な観覧ポイント(絶対揺れる)を見つけたりと新たな発見をしながら、秩父神社に到着。

 ん? 何だ? 人だかりが…。

 おぉ、歌舞伎屋台じゃないか!? 初めて見たぞ! ちょうどこども歌舞伎の口上の時であった。が、まずはお参りお参りと、行列の後ろに着き、のろのろ参拝。拝殿をぐるりと回ると、藍い布が掛けられた台が並ぶ。



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▲神社の裏に並ぶ町内ごとの繭奉納の台。この台に繭玉を乗せて奉納するらしい。元々秩父は養蚕の盛んな地で、かつては「お蚕祭り」と呼ばれたとのこと。熊木町は、市役所辺りの町名である

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▲秩父夜祭の言い伝えに、秩父神社の女神(妙見菩薩が)武甲山の男神(蛇神・蔵王権現)と一夜の逢瀬をするためというのがある。なお、武甲山には別に正妻がいるんだよね〜。つまりは秘密の逢瀬。秩父神社の脇からは武甲山との2ショットが撮れる。こうやって秩父の女神は武甲山を遠くに眺め、日夜恋い焦がれているわけだ。神様の道ならぬ恋…。


 さらにぐるりと回り、お神酒(ここのも旨い!)を頂戴して退出。


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▲秩父神社の正門を出たところに下郷笠鉾が建つ。ここも敢えて武甲山との2ショットで


 大通りに出たが、やはり人多すぎ。
 屋台が引き出されているところもあり、当然人だかりができている。とはいえ、まだ支度中。夜祭に備えて提灯をつるしたり、屋台前面で提灯を振る人を屋台に括り付けたうえ、その状態で着物が映えるよう、肌けないように微妙に調節をしたりと、結構事前準備があるものだ。


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▲本町屋台は後幕の達磨が目印。法被にも達磨の文字が記されている。

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▲中町屋台は絶賛準備中。美しい屋根の鬼板(彫り物)が特徴


 そうやってフツーに歩いているうちに、時計は3時を回りさすがに腹が減って蕎麦屋へ。祭りで混んでいるからかちょっと嫌な対応をされる。


 ということで、「ふりだし」に戻る。
 昼に場所取りをしたところは、夕方にはずらりと三脚の列。昨年(平日開催)の3倍はいる感じ。明らかに人出の多い今年は、山車周りはコンディションが良くないとみて、おとなしくこの正面方向に集まってきているようだ(それでも添景にこだわって、激戦地参戦の人もいて、実際素晴らしいショットを押さえてきたりするから素晴らしすぎる)。

 事前に誕生日と告知しているので、いろんなものをいただいたりする。
 ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます。

 ここは、祭りの騒々しさは一切なく、ただ正面に芸協玉が上がるという場所。大玉花火を見るならこの辺りがおすすめだ。なお、この後の花火は小さい玉で一部を除いて御旅所後方から上がるので、それも楽しみたい向きは移動をお勧めする。
 かすかに聞こえるアナウンスと、散発的に上がる花火を見ながら時間が来るのを待つ。

 この場所穴場なんだけれど、最近はまとめサイトなどで紹介されたりするものだから、花火属性でない人も結構訪れるようになっている。おばあちゃんにつれられた孫は、屋台で買ってもらったであろうおもちゃのライトセーバーもどきで遊んでいる。振るたびに音が出るんだよね、ソレ…。も、もうちょっとおとなしくしてくれないかなぁ…。


 そうこうしているうちに、偉い人のあいさつが始まって、花火打ち上げ時刻と察する。

 この場にいる狙いは、芸協玉の対打ちである。
 芸協玉はいろんな花火大会で見られるが、すべて対打ちで上げられるのはここぐらいらしい。東京湾も終わったしね…。
 ということで、至極の27プログラムと真剣に対峙する。全部ではないが、お気に入りだけを…。


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▲日本芸術花火大会「昇曲付芯入輪菊千輪」東京都 小勝則孝

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▲日本芸術花火大会「昇小花彩星芯銀菊電光浮模様」 静岡県 田畑朝裕

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▲日本芸術花火大会「昇曲付光のオブジェ」 愛知県 磯谷尚孝

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▲日本芸術花火大会「昇曲導銀世界千輪菊」 静岡県 田畑喜一郎

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▲日本芸術花火大会「昇小花八重芯錦冠菊」 長野県 田村清治

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▲日本芸術花火大会「昇木葉付ひまわりの花」 長野県 篠原茂男

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▲日本芸術花火大会「昇曲導付天竺牡丹」 群馬県 小幡知明

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▲日本芸術花火大会「昇小花花キキョウ芯錦先方向変化」 秋田県 今野正義

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▲日本芸術花火大会「昇天銀竜万華鏡写輪丸」 秋田県 久米川正義

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▲日本芸術花火大会「秋の雨音」 山梨県 山内宏

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▲日本芸術花火大会「祝四重芯レガシーの華」 東京都 細谷佳二

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▲日本芸術花火大会「玉桜」 秋田県 小松忠二

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▲日本芸術花火大会「昇曲導三重芯変化菊」 長野県 青木昭夫

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▲日本芸術花火大会「光の旋律」 茨木県 野村陽一

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▲日本芸術花火大会「昇曲付ターコイズブルーに輝く花」 秋田県 新山良洋



 これで我々のメインイベントは終了であるw

 とはいえ、この後も花火が上がるので、荷物をまとめて、そちら方面につつつっと移動を始める。

 秩父の花火は、結構間が開く。これは、花火主体ではなく、屋台が主体だから。屋台が団子坂で踏ん張るのに合わせて、花火が上がるものらしい(その現場はいまだお目にかかったことがない)。なので、屋台が遅れれば、花火も遅れる。
 何しろ秩父夜祭は屋台を持っているところが一番偉いのだ。かつて市が屋台の人々に相談せずに勝手に祭り仕様を変えたことで、屋台運行がされなかったという話もあるほど。

 その合間、合間に、徐々に徐々に北へとじりじり移動し、花火が上がったらとりあえず見晴らしのいいところを見つけてそこで撮ってみる。住宅街を右往左往するので(一般観覧客もそういうところに入り込んでいる)電線が入ってしまうは致し方なしだ。


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▲煙火主催町競技花火大会より

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▲煙火主催町競技花火大会より
 昨今流行の車反射を狙って撃沈してみましたw フロントガラスにちょこっとだけ反射している…orz



 と、ここで、同行の友人の「人惹き」能力が開花しあれよあれよと特別席へ…。
 えぇぇぇぇ!! そんなところにこんな楽園があるのぉぉぉ!
 ってところで、電線の邪魔もなく、最後まで見ることができた。
 ありがとうございます、ありがとうございます!!



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▲『ここさけ』スターマイン


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▲虹のスターマイン大会「第1号(紫)晩秋の秩父路に咲く幻想の華」

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▲〆の尺玉対打ち
 さすがに前列過ぎて、90度以上振らないと入らない。しかも遠いので小さく見える…。


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▲虹のスターマイン大会「第2号(緑)新緑の春風薫る秩父路の景」

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▲〆の尺玉対打ち


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▲虹のスターマイン大会「第3号(紅)晩秋の秩父路を深紅に染める祝の花」

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▲〆の尺玉対打ち


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▲虹のスターマイン大会「第4号(青)秩父路の夜空に映える青雲のきらめき」

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▲〆の尺玉対打ち この引きの長さは好い哉好い哉


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▲虹のスターマイン大会「第5号(金)祝秩父夜祭 世界遺産に輝く栄光の華」



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▲黄金の滝でフィナーレ


 最終プログラムは距離があり過ぎて、こんなに前面に出てきてはダメなんだよね〜。もう無理やりって感じ!


 時計は22時。ここから駅に移動して最終の特急に乗って帰るぞーって思っていたのだが…。




 実は、花火を見ているときに第1報が入ってきた。

 「西武線、人身事故で抑止」



 もともと最終の臨時特急の切符を取っている。それで池袋に出て、山手線などの最終近くの電車を乗り継いで自宅に辿り着くわけだが、後ろに余裕がない。平日開催時でさえ、祭り帰宅の混雑によるダイヤ乱れで西武線は遅れ気味でドキドキするというのに、人身事故で停止しちゃったら再開後のダイヤが読めやしない。
 花火終了直前に運転は再開されたのだが、何分遅れているのかわからない。


 こ、これは、家に帰れるのか…!?


 瞬時にそこまで考えて、花火を見ながら(ここは譲れません)、車で来たという友人に「たすけてくれ〜」とメッセージを送っていた。


 とりあえず、駅に行って状況を聞こう。池袋でJRの接続はあるのか!? そもそも電車ちゃんと動くのか!?


 駅は、やはり混乱していた。
 酷いときは入場に1時間待ちだったらしい。

 駅員を捕まえて、状況を聞く。非情の告知。「JRはそんなに待ってくれません!! その特急券は払い戻して、1本でも早く電車に乗ってください」と…。
 いやいやいや、電車混んで大変だから特急買っとんねん! 普通電車で帰れなんて地獄ですがな〜!

 ということで、改めて友人に連絡を取って車で送ってもらう約束を取り付ける。



 突然のお願いにかかわらず、本当にありがとうございました。
 この日(って言っても日付変更線超えていましたが)、一番最高のプレゼントを下さったのはあなたです!!

 そして、この日いろいろと親切にしてくださった皆様、本当にありがとうございました<(_ _)>

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