国鉄 JR東日本:EF651105
令和4年2月2日、JR東日本に所属するEF651105号機が長野へと帰らぬ旅路へついたという情報が入ってきました。
国鉄時代、東海道ブルートレイン牽引用としてEF65P型の後継機として誕生したEF651105号機。
EF66化後においても東京地区に残留し、一部残留したブルートレインや臨時客車列車などの牽引に就きました。
民営化に当たってはJR東日本に継承され、同様の用途として使用されます。ジョイフルトレインの電車化により運用が激減し、ごく少数が残ったPFの残党でしたが、工臨が気動車・電車化されたことによりいよいよ引退に追い込まれました。

昭和53年8月 東京駅にて 寝台特急「富士」
ブルトレブーム全盛の頃。貨物用のPF後期形にやや遅れて東京機関区に配置された1105号機。この頃はP型からの置換え途中で、列車によって牽引機が違っていました。

昭和55年 品川駅にて EF651105 「さくら」
品川駅で展示会があった様子。昭和51年頃から始まったブルトレブームが続いていました。

平成26年2月19日 配8937レ

平成27年12月30日 配8936レ
田端のPFは、EF81のように委託の貨物牽引には定期運用が無く、代走もかなり稀であったため、専らチキやホキの工臨牽引がメインでした。

平成31年4月6日 単????レ
最後に撮影したのは謎の単機回送。
田端のPFは尾久車両センター公開などへの出番もあったのですが、どうも地味な存在の1105号機は呼ばれていなかったようで、随分と見た記憶はあったのですが、探した結果これだけしかありませんでした。
それでも、他のPFに比較すると国鉄時代の花形であった時代も少ないながら記録が残っており、往年の華やかな時代を忍ぶことができました。
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