国分寺
あちこちに同名のお寺がある。確か聖武天皇が、奈良に東大寺を造り
、全国に国分寺を造った。確かに、飛騨高山にもあった。
国分寺のある場所で、租庸調で平安京の支配していた領域がわかる。九州は鹿児島、長崎、対馬などにもある。
北のほうは佐渡島、宮城県にもある。出羽の国(山形県、秋田県)にもあったらしいが、場所は確定していない。
ほぼ日本の九州四国本州を支配していたことになる。
讃岐の国分寺は、落ち着いた雰囲気のお寺。1300年の歴史を感じる。
そこんとこ、こらえてくらーさい。
突拍子もない頼み事をされたり、意に沿わないないことをされたときに、よく老人から発せられる言葉。
必殺仕事人、中村主水が奉行所から1人転勤で、橋のたもとの番屋にひとり勤務している状況があったが、よくまあ世相を反映したシチュエーションだと思った。
私が飛騨高山に住んでいる時、岐阜市内の支社を離れて高山市内に住んでひとり勤務しているサラリーマンは多かった。大手新聞社の記者も自宅が事務所で、自分は取材で外を飛び回り、奥さんが電話番というスタイル。製薬メーカーのMR(医薬品の情報提供者)も単身赴任で、夜間はライバル会社のMRと酒を酌み交わして単身赴任の憂さ晴らし。本来は口もきかないライバル関係なのであるが、群れからおっぽり出された者同士、気心が通じるのだろう。。
理不尽な役目を仰せつかったとしても、耐性は上司の愛で変わってくる。お前は役立たずのいらんやつだからと左遷されるように送られたら耐性は低くなるが、1年、あるいは2年だけだからこらえてくれ、と頼まれたら耐性はいくらかマシになるだろう。
上司の態度や姿勢も大きな要素か。

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